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嘘やろ!?
第25章 逃亡



海沿いのモーテル…。

ベッドの中…。

全裸でお互いの温もりを確認するように身体を重ねて顔を撫で合う。


「親父とは…。」

「遼さんは猿とちゃうからな。」


キスを繰り返す。

透の口に私から舌を入れる。

絡み合い、唾液が溢れるそのままのキス…。

溶け合い、お互いだけを求め合う。


「やばいくらいに濡れとる。」

「当然やん。」


透が触ってんねんから…。

乳首が噛まれて透の手が股間の恥部をまさぐる。

有り得へん水音。

クリトリスを撫でるように刺激をしながら私の中を掻き回す。


「透っ!そこ…、もっと…。」

「ええか?」

「いいっ!イクッ…、透…、ああーっ!」


あっという間のオーガニズムだった。

ヴァギナから抜けた透の手から光る糸が引く。

変わらない透がゴムを咥える。

そのゴムを取り上げる。


「朱音…?」

「ええから…、そのまま来て…。」

「ええんか?」

「愛してる…。だから透の全てをちょうだいや。」


あの日、私の言葉に透は傷ついた。

私が避妊すると言うたから、私には透の子供を妊娠する気はないのだと感じた透は佳奈子の妊娠を運命だと勘違いした。


「馬鹿な子やな。」

「わかっとる。でも俺はまだ学生で朱音は社会人やからな。親父みたいに朱音を手に入れる事は俺には無理なんやと思ったんや。」


私が愛してるを言うてやれなかったから…。

私が遼さんばかりに頼ったから…。

そのせいで透はそう思い込んだ。

そんな透を可愛いと思って抱きしめる。

初めて私が透を抱きしめてやる。

神様に祈る。

この子だけを守りたい。

この子だけが私は欲しい…。

だから私に透を下さい。

透の家族を私に下さい…。

聖母画のように透を抱く。


「愛してる…、透だけが私の全てやから。」


もう透に背伸びはさせない。

いずれ透は遼さんのように立派な男になる。

だから、この先は透と生きて行きたいと願わずにはいられない。


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