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嘘やろ!?
第26章 子守り唄



このままだと出来婚になるかもしれんからと慌てて実家に行く羽目になった。


「挿れてええか?」


最近の透はそう聞いて来る。

私に妊娠の確認をしないと落ち着かんらしい。


「来てや…、透が欲しい…。」


私の答えは変わらへん。

透に貫かれる挿入感を感じる時が堪らない。


「っんあ…っんく…。」


ゆっくりと私の後ろから突き上げて来る。

シャワーの湯けむりの中で汗ばみ、透だけを感じる。

奥が擦られる。


「んんっ…、もっと…。」


そう強請れば透が私の片足を湯船の淵に上げて開いた股間に手を当てる。

指先がクリトリスと尿道を刺激する。


「イヤッ…、両方は…。」


尿意がする。

オーガニズムを一瞬で超えて私はお漏らしをさせられる。


「もっとやろ?」


透の愛撫に容赦はない。

子宮の入り口は完全に開いてる。


「イーッ…、あかん!アーッ!」


足が震えて立ってられん。


「出るっ!」


透が叫ぶから首を捻り透にキスを求める。

身震いをして透が果てる。

透は私にしがみついたまま…。

私は身体中がまだ透を感じたがる。


「もっかい…、透…。」

「明日も学校やろ?」

「ベッドで続き…。」

「ええよ。」


お風呂を出てベッドに直行する。

明日はまだ仕事…。

それでも今は透と過ごす時間が私の全てだった。





8月の第1土曜日…。


「うちの店は出前はしとらん。」


ふてくされる遼さんがうちのマンションにカクテルを持って来てくれる。


「遼さんも見ようや。」


私が誘うと透がふてくされる。


「朱音と透君がねぇ…。」


千里がニヤニヤとする。

結愛が微妙な顔をして旦那の真一さんと顔を見合わせる。


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