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嘘やろ!?
第4章 三者面談



翌日は土曜日だから半日授業…。


「皆んな、三者面談をご苦労様。まだ進路の決定が出来なかった子はしっかりと親子さんと話し合ってね。自分の将来の事なんだから、よく考える事。」


終礼でそんな言葉を生徒達に言う。

調理師の専門学校や美容師の専門学校に行くと決めた子達は割とスッキリとした顔をしてる。

先行きが不安な高校から自分の将来の入り口が見えた安堵感を感じる。

進路が決まらなかった子はうんざりとした顔をする。

将来、将来って言われてうるさいと感じてるのかもしれない。

この年頃は今が一番楽しくて今しか見えていない子が多いから…。

進路が決まらなかった透は相変わらずの睡眠中。


「誰か吉岡君を起こしてな。今日はこれまで…。」


そんな言葉を残して教室を出る。

職員室では来月の期末テストの準備をしたり、進路決定をした子の確認をする。

怪しげなアニメスクールとやらも調べて問い合わせをする。

まぁ、アニメの世界じゃ有名なアニメーターがアニメの作り方を教えるとかいう学校やから、専門学校と言えなくはないという情報だけを確認が出来た。

ついでに千里にメッセージを送る。


『あのBarは何時から開店?』


30分後に千里から返信が来る。


『朱音ちゃん、お目当てが出来たの?慎ちゃんだけはダメだよ。開店は8時から…。』

『お目当てなんかないわ。結愛は?』

『最近、連絡をしてなーい。結婚前で忙しいんちゃうの?』

『そうか…。ありがとうな。』


あれから結愛に謝らないととか考えながらも連絡をしてない。

再来週の日曜には結婚式やから、その時に謝らんとあかんのはわかってても連絡をしづらくて三者面談で忙しかったんやという言い訳に頼ってそのままにしてしまった。


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