この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
奴隷の罠
第2章 二
「誠也様、あの……」
「椿山の変わりに着替えを手伝ってあげるよ」
「っ……」
誠也が近付いてくると、牡丹は鼓動が跳ね上がった。
ヤバいわ……。気絶しそうだわ……。
昨日あんなことしたのに……。誠也様から触られると思うだけで、体が震える。
「ほら、髪食べてる」
顎を掴まれ、上を向かされる。
牡丹はパジャマを握り締めたまま、更に顔を紅潮させた。
「取ってあげるよ」
誠也が微笑みながら、牡丹の柔らかい唇を親指で辿る。
牡丹はいてもたってもいられず、ぎゅっと目を閉じた。