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奴隷の罠
第2章 二
「…あのぉ、誠也様……私やっぱり……」
顔を引きつらせながら、話し掛ける。
だが、後ろで両手に持ったネクタイをピンと引っ張り、誠也がふふふ……と怪しく笑むと、またすぐにお尻を叩かれ始める。
「あっ!やぁんっ!」
「箱入り娘の君に少しお灸を据えてあげる」
「やっ!痛いっ!」
「奴隷になりたいだなんて牡丹が変態になったのも、兄代わりである僕の責任でもあるしね」
ネクタイで何度もお尻を叩かれると、牡丹は羞恥心が溢れて、目に涙が滲んだ。
そんな牡丹を嬉しそうに微笑んで見ながら、誠也は今度スーツのベルトを外し始める。
白シャツと黒のスーツパンツ姿である誠也に、この状況でも牡丹は誠也の方を振り向きながらときめいた。