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白濁の泉
第5章 『N』
実際、
これまで複数プレーやアナルを舐められてるなんて・・・
経験のない事だった。

しかも、二人男性が同時に局部に顔を埋めクリトリスとアナルを舐められ、膣にバイブまで差し込まれるプレーなんて・・・
想像した事もなかった。

しかし、
今の私は握りしめたぺニスと沸き上がる性衝動に快感を得て激しく喘えいでいる。
その上、
自らの姿を思い描ては
もっと無茶苦茶にされたい。
男達の性欲に沈められたい。
そう願っていのだった。

決して自暴自棄になっていた訳ではなく私自身の潜在意識がそう叫んでいたのだと思う。

世間一般的には人をSやMの何れかに分類するが
僅か二種類に別けてしまうなんて横暴過ぎると思う。

男性の感じる表情を見ているともっと気持ち良くイジメテあげたくもなるし、
野獣の様な眼差しで見つめられ凌辱を受けるともっと辱しめに晒され壊されたくもなる。

何れにしても、
その情況とそれぞれが持ち合わせる性癖の中で快楽を楽しみたいだけなのかも知れない。

だからこそ、
夫である潤の性癖も素直に受け止められ今この羞恥プレーをも楽しむ事が出来ているのだろう。

そう、私は『 N 』

セックスに於いて Neutrl に
SでもMでもパートナーから求められるポジションに適応し楽しむ事が出来る女。
素敵な事だと思えた。

とろける快感に頭の先から足の指先まで包まれる頃、
私の身体は全ての受け入れを完了していた。

念入りな愛撫で解されたアナルに
ゆっくりローターが沈むと全身の力が弛み
まるで厚い氷に赤く焼けた鉄の芯を突き刺さした時の様に溶解が始まり抑制されていた私が解き放たれた。
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