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きっかけは映画館
第16章 ハロウィン


「『の』じゃなくて『で』にすれば?」

…………

二人がキョトンとしていたが、ヒジオがポンと手を叩く。

「ヨーロッパの…じゃなくて、ヨーロッパで、ということですか?」

「そうですね、起源はヨーロッパにあるけどハロウィンは存在しないことを表に出して、『ヨーロッパのスイーツでハロウィンをしたら…』とするんです。」

「麻里絵先輩、すごーい!!」

優希ちゃんは手を叩いて喜んでいる。

「『で』を『de』としたら、ますますヨーロッパらしくなりませんか?」

ヒジオが真面目に乗ってくる。

「その辺のいきさつをパネルにして掲示するとか…」


「先輩、先輩…、ただ催事場でヨーロッパのスイーツを販売してる…じゃなくてですね。もっとイベント仕立てにしたらどうかと思うんですよ。

いっそのこと入場料をとってですね。」

えっ…

優希ちゃんが言うには、入場料をとって、バッチや帽子、仮装グッズを配布して、それを身に付けたお客様が、『トリック オア トリート』と言うとお試食が出来るとか、グッズもストラップや缶のバッチ、自宅でパーティーするのに使えるような物にするなど…

試食で気に入ったものを購入してもらう、イベント参加型にすれば、子連れやカップルでの参加も見込めると言うのだ。


「麻里絵先輩の携帯ストラップを見て思い付いたんですよ。」


私は浮かれてて、
ヒジオとお揃いということがバレてるなんて思いもよらずに…


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