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きっかけは映画館
第21章 気がつけば…


ヒジオの後ろから綺麗な女性…
立花さんよりずっと若くて綺麗な女性が、ヒジオの腕を掴んでる。

ヒジオはその腕を払って、立ち止まって、何か話してる。

待ち合わせに予定していた喫茶店からは、まだ見えない位置に立ち止まって、何か話し込んでる。

ヒジオは腕を伸ばしているのに、女性が懸命に腕を掴み、ヒジオがそれを払っている。



気がついたら…店を出て、二人の前に行っていた。

「ヒジオ、忙しいなら…先に帰ってるのに…」

二人を見たくなくて、向きを変えて、駅に向かう。


「………麻里絵ちゃん、待って…」

ヒジオにガシッと腕を掴まれた。

「だから、俺、フリーじゃないし、この人にアタックしてるの。」

「だって、まだアタックしてるだけなんでしょ?
私にだってチャンスはあるじゃない。」

「ない。俺はこの人以外には…もう見向きもしない。
本気になれるのは、麻里絵ちゃんだけだから…」

「でも…付き合ってる訳じゃないし、土方さんの片思いなんでしょ?」


………

ヒジオが怯んだのか、無言になる。


私は、その人に振り向いて……


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