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きっかけは映画館
第22章 新しい朝
麻里絵ちゃん…ごめんなさい…
すぐ側に居る麻里絵ちゃんに直接謝らずに詫びて…
もう日課になりつつある愚息の首を締める。
はぁあ…後3時間…なんて…待てないよなぁ…っ
愚息は返事をする間もなく果てた。
お帽子買ってくるまで寝とけ…
叱りつけてバスルームを出る。
ギャアアアアアッ…
バスルームの扉が壊れたみたいで、閉めた。
じゃなく、ナイスタイミングで、同時に洗面所に麻里絵ちゃんが来た。
バン…
と、扉にバスタオルが投げつけられ、
「大丈夫になったら呼んでっ…」
叫んで麻里絵ちゃんが消えた。
何時間か後には、見るんだぜ?
と、意味不明な言い訳をして…
床に落ちたタオルで拭いて、巻いた。