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きっかけは映画館
第30章 映画のあと…は
引き寄せられて、ヒジオと下腹部が当たる。
ウッ…
「ヒジオ…どうしたの?」
私は慌てて膝から降りる。
「…大丈夫…」
と言うけど大丈夫には見えない。
「もしかして…ドアに当たったの?」
「う…ん…」
「見せて…氷で冷やす?」
「大丈夫…だと、思う。」
言いながらヒジオがパンツを脱いだ。
恥ずかしさより手当ての方が優先。
少し頭をもたげた状態だけど、腫れや赤みはなさそうだった。
「腫れてはなさそうだけど……。」
「まあ、元々腫れる所だからね。」
「傷もなさそう…」
「うん…大丈夫だよ。」
でも、見ているうちに大きくなっている。
「さっきより、大きくなってるよ?」
「そりゃ、麻里絵ちゃんに見られて興奮してるんでしょ。」
「もうしない方がいいんじゃない?」
「それはもっと辛い。」
舌を伸ばして、そっと触れる。
ピクン…
ヒジオのが震えて上向きになっていく。
「ま…麻里絵ちゃん?」
「舐めたら治るかな…」
「そんなこと、しなくていいよ…」
「ヒジオだってしてくれるんだから…。」
恥ずかしいけど、ヒジオの一部だし愛おしい。
それに恥ずかしがるヒジオを見るのも何だか新鮮だし…
ヒジオの太ももに手を置いてズリリと近づいた。