• テキストサイズ
きっかけは映画館
第32章 お仕事!!


「麻里絵先輩…ランチ行きましょ?」


優希ちゃんは、フレックスランチの終了間際の14時前に声を掛けてきた。

もちろんそれまでお互いの集約作業などをこなしていて、企画部の人間はみな昼食を済ませていた。

「う、うん。」

「腹が減っては戦は出来ぬ。先輩、行きますよ?
血糖値が下がりすぎると思考能力も落ちるんですって…」

外に出ないでササッと食事してもと思ったけど、周りの人達も『気分転換が必要だ』と声を掛けてくれた。


優希ちゃんに手を引かれて社屋を後にした。




「先輩…土方さんと何かありましたね?」

優希ちゃんは離れた定食屋につくなり開口一番で突っ込んできた。

「へっ…なんで?」

別に隠すつもりはないけど、何も変わらないと思っているのに、確信をもって言い切られて、間抜けな返事になる。

「なんか肌艶いいし、土方さんとの連絡ってなっても、前みたいな遠慮とか戸惑いみたいなのがないし…
とうとう…シました?」

「え…あ、…まあ…」

「じゃあ、正式にお付き合い始めたんですね?」

「そ…そうね。」

「でも、まだヒジオって呼んでるんですか?」

「う…うん…」

「土方さんが可哀想ですよ。ちゃんと呼んであげないと…」

「でも、ヒジオも嫌がらないし…、ヒジオで慣れちゃったから…」



まるで、恋愛に関しては優希ちゃんが先輩のようで、ビシビシと言われてしまう。

「先輩、また水曜日飲みませんか?もっと詳しく聞かせてください。」

「でも、晃くんに悪いじゃない。」

「じゃあ、女子トーク終わったら時間差で男性陣を呼びましょう。
土方さんにも、仕事終わったら来ていただくよう話しておいてくださいね。」

「え…え、あぁ…う…ん…」

「企画も頑張っていきますよ。」

完全に優希ちゃんに仕切られてランチタイムが終了した。



/497ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ