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第7章 映画のあと

とりあえず振り向かずに歩く、そうだこの辺交番なかったかな。
ついてきたら、交番に突きつけてやる。

肘男はごちゃごちゃ理由を付けて、半歩後ろをぴったりと追いかけてくる。

映画館ではあれほど大胆だったのに無理やり腕を掴んだりはしてこない。

スマホを出して近くの交番をググる。



｢ねぇ〜、歩きスマホは危ないよ？
飯屋探してるんなら、いい所知ってるから〜。｣

｢食べログでしょ？まだ行ったこともないのに知ってるとは言えないわ。｣

｢手厳しいね〜、でも星いっぱいあったし、口コミもいっぱいだったから、間違いないよ。
どうせご飯食べるんでしょ？
一人で入りづらいでしょ？
タダ飯に変な男がオマケで付いているだけだから…｣