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第32章 お仕事!!

向かい合わせに横たわり、ヒジオの手が胸を包む。
あっと思う間もなく、体を丸めてヒジオがそこにむしゃぶりついてきた。

私のお尻側に脚で囲うように片膝を立て、ヒジオの中心が太ももの間に差し込まれてくる。

ゆっくりと波打つように腰が揺れて、私の秘所にヒジオが擦り付けられていく。

もう硬く熱くなっているのを体感し、ヒジオの思いを知る。

言葉のやり取りも、肌の触れ合いも、同じようにヒジオとの愛のやり取りなのだと知らされる。

私の蜜が絡まって、ヒジオの往復がスムーズになる。
この熱を早く胎内に迎えたいと欲が増す。


ヒジオ…もうきて…

ヒジオの頭を撫でて訴えると、頭上からお帽子なるものを引き抜き、ピリッと袋を開けて手早く被せた。



ヒジオに抱きすくめられて深い口づけを受け止める。ヒジオの手のひらが舐めるように脇から腰を通り、お尻へ下りていく。
太ももを裏から掴まれて、同じように片膝を立てられると、ｸﾞｯと腰を押し付けられた。

太ももを担がれてヒジオを見つめれば、また獣の瞳をしている。

見とれているうちにヒジオがあてがわれたと思ったら、ゆっくりと、ただし休むことなく奥まで挿入ってきた。


欲しいものを与えられて、ナカがﾋﾟｸﾋﾟｸと喜んでいた。
ヒジオも私の腰を掴み、離れるまいと押し付けてくる。

愉悦に満ちた瞳を見つめていると、

「麻里絵ちゃんのナカ、いつも気持ちいい…」

掠れた声が耳に届くと後頭部を掴まれ口づけもされ、２ヶ所の繋がりに堪らなくなった私は瞼を閉じていくしかなかった。