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第37章 同棲？同盟？

はぁっ…

今日も１日集約で追われた。でもイートインが可能であると決まり、方向性が見えてくる。

そしてイベント仕立てにすること、ヒジオ待ちで気付いた催事場のレイアウトから、グループをもう１つ作り、レイアウトを専門で検討することとした。

そこのチーフに優希ちゃんを張り、イメージを広げてまとめてもらう。
立花女史のバックヤードを活用して品数を減らさないという案も取り入れて…


週明けの月例会に新規店舗開店の話と合わせて、オータムフェアの事業計画を報告出来るようまとめなければならなかった。


部長は何店舗オープン出来るか奇数フロアのレイアウト余地を検討してくれている。

ただ催事場でのフェアを成功させる。
当初より規模も大きく、目標も高くなっていた。




ヒジオとの約束を思い出しラインすれば、【いつでも出れる】との返事、キリもいいので終わりにしてホームで待ち合わせる連絡を入れた。


裏口にあたる社員通用口から社屋を出て通りに出ると、早めの時間だからかまだ街は賑わっていた。

うちのレストラン街もまだ開いているんだ。

早くに帰れることに気分が高まってくる。

何を作ろうか、ヒジオは何が好きなんだろう。

忙しくて考えが及ばなかったことも思い立つ。

家も職場も同じ駅、トントン拍子で一緒にいるけれど、ヒジオのことあまり知らないのだと今更気付いた。