- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きっかけは映画館
第37章 同棲?同盟?
それからは二人で片付け、クローゼットと建付けの収納タンスにしまっていくがやはり、収納棚が足りず買い物リストを作っていく。
あわせて食器などで足りないものもリストアップした。
夕飯はカレー、バタバタするからと帰ってきてからすぐに作って煮込んであった。
「「いただきます。」」
「やっぱり麻里絵ちゃんの料理は美味しい。一緒に食べるから尚更美味しい。」
ヒジオは本当に毎回美味しいと言って、本当に美味しそうに食べてくれる。
作って良かったと毎回思える。
日常の些細なことが、ヒジオと一緒にいて楽しいこと嬉しいことに変わっていく。
もう当たり前のように一緒にお風呂に入り、一緒に寝室に向かう。
当たり前にはなったけど、慣れた訳ではなく、恥ずかしいけれど一緒に入る。
「麻里絵ちゃん、おやすみなさい。」
ヒジオがチュッと額にキスをくれた。
「おやすみなさい。」
ヒジオに包まれて眠った。