パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第38章 きっかけは映画館

麻里絵ちゃんは泣くわけでもなく、哀しむわけでもなかった。

嫌いになって別れたわけではないけれど、裕司の転勤までに二人とも新しい相手を見つけていた。

今までの付き合っていた期間はなんだったのだろうか…と思っているのだろう。

時間と深さは関係ない。俺の気持ちは誰にも負けない。

色々考えて疲れただろう麻里絵ちゃんを抱き上げて寝室に連れていった。


優しく抱き締めて麻里絵ちゃんが眠るまで背中を撫でていた。