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きっかけは映画館
第38章 きっかけは映画館
「ヒジオのこと、好きだよ。」
ん…
チュッ…チュッ…
今度は啄むように下唇を吸われる。
堪らなくなって麻里絵ちゃんをギュッとしてからお尻を撫で回した。
麻里絵ちゃんは逃げずにずっと俺の目を見て話してくれた。
「裕司とはね、この前の電話で、ちゃんと終わってるから、今は私の中にヒジオしかいないよ。」
ん…
チュッ…チュッ…
「麻里絵ちゃん…俺も、麻里絵ちゃんしかいない。」
間近で恥ずかしがらずに目を合わせて話す。
麻里絵ちゃんの瞳が潤んで欲情しているのがわかる。
そして、もう抱き締めて、がんじがらめにして食べちゃいたいと思いつつ堪えている俺は、もっといやらしい目をしているだろう。
麻里絵ちゃんがまた唇を重ねてくる。
と思ったら、小さな柔らかい舌が俺の唇をなぞるように舐めてきて、思わず唇を開けば、その合わせ目を撫でるように舌が蠢き、麻里絵ちゃんの舌が侵入してくる。
その感触に愚息は早くも反応し始め麻里絵ちゃんを押し上げるほどに芯を持つ。
麻里絵ちゃんもそれに気づいたようで下腹部を揺らして確かめてくる。
暴発するっ…
麻里絵ちゃんを抱き締めて、コロンと上下を反転させた。
「だめっ…今日は私からするの…」
鼻血が出そうな発言に、
「じゃあ、もう服脱いでいい?」
上体を起こして服を脱いだ。
麻里絵ちゃんは黙って服を脱いでいく。
あの、麻里絵ちゃんの薔薇みたいなブラとショーツだった。