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第39章 おフランス

「初めまして藤堂と申します。」

「今日はお忙しい中ありがとうございます。」


結局昨日はヒジオがベッドに来たのも気付かず爆睡してしまった。

腕枕され抱き締められて目覚めたことから、ヒジオには悪い事をしたと思ったけど、ぐっすり眠れて、スッキリと目覚めた。

「早速ですが、ご依頼のトートバッグのサイズのサンプルと柄のサンプルです。
大柄の生地から手作業で裁断するのでどれもが一点物になります。」

テーブルに広げられたサンプルはカラフルで、柄の雰囲気も日本にはない感じだった。

「わぁ〜凄い。ヨーロッパもビビッドなのね。ん、ヴィヴィット？」

「片桐さん判る？肌で感じられる人って大好きよ。」