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第40章 日の出

本場のスイーツ、イートイン、トートバッグに並び、ベルギーチョコレートの老舗の実質初上陸は宣伝や企画の目玉となる。

その勢いのまま部長に報告し、進言した。

「間宮くん、この足で立花課長にも一言断りを入れに行けるならいいよ。」

部長は笑いながら、しかも優希ちゃんなしの一人で出向くように言う。

それにまだ、ヨーロッパ出張のお礼も出来ていない。
仕事とはいえハードスケジュールをこなしてもらったのだ。

まずはヒサオの部署に電話するが、予想通りテレビ局に出張中で、そのまま立花女史に繋いでもらう。

『近いんだから今すぐ来なさい。』
の一言で鞄を掴んで事務室を飛び出した。