• テキストサイズ
きっかけは映画館
第40章 日の出


ジャブッ…

あっ…ひさ…

チュッ…チュッ…

「おはようのチュウ…」

ヒサオが壁を越えて上体を曲げ、キスしてきた。

おはようも何も、バイクに乗ってた時だってしていたと思うけど…

でも、嬉しくてヒサオの頬に手を添えた。




「さあ、涼んだら出発するよ。」

岩場に腰掛けて涼み出発する。
朝御飯は漁港の市場の漁師飯らしい。

どんなスケジュールか全てヒサオにお任せ、
前回もそうで、それが不安だったけど今回は違う。

どこで何をするのか、ドキドキ、ワクワクだ。


ブォォン…ブォォン…

朝日に照らされた街に響くエンジン音。
まだまだ交通量も少なく、街を独占しているみたいだ。

ヒサオにしがみついて体温を分け合ってバイクで突っ切る。

山のカーブと切り開かれたように現れる海、それを何度か交互に見ると、脇道に反れて下っていく。

降りきると小さな入江に小型の漁船が沢山並んでいた。

「小さな漁港なんだけどね、漁師食堂があって一般の人も利用できるらしいんだ。」

まだ6時になっていないけど7時には閉まってしまうらしい。

本当にいつそんな時間があるんだろうか、ヒサオは色々下調べしているみたい。



/497ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ