• テキストサイズ
きっかけは映画館
第42章 オータムフェア


「ただいま〜。」

「お帰りなさい。」

「ん…いい匂い、トリックオアトリート…」

ヒサオが作りかけの料理に手を伸ばそうとするから、ぺチッと叩いて代わりにキスをする。


「早く、ご飯食べながら晃君とこの番組見るんでしょ?」

「うん、麻里絵風呂入った?」

「汗かいてたからお先にいただきました。」

「じゃあ俺もシャワー浴びてきちゃう。」

その間に料理を仕上げてローテーブルに並べた。

「お、うまそっ、今日のパスタは?」

「からすみとじゃこのペペロンチーノ。」

「また凄いご馳走だな。」

ワイングラスを合わせて、料理を口に運び、ビデオを再生する。

明日は優希ちゃんたちと飲み会をするから、今日のうちに番組のことをチェックすることになっていた。

「反響はありそう?」

「今日の今日でさすがにお店にはまだないみたいだけどホームページのアクセス数は増えてるみたい。」



「関係者だからって視点じゃなくても、この番組はうまくいったよ。
観たらぜひ、行ってみたいって思うよ。」

録画を見てヒサオが言う。
そして翌日から目に見えた反響に皆が忙しくなったのだ。

チョコレートは翌週から倍、次の週にはさらに千の追加とオーダーが増えていく。

他のお菓子も同様で、バックも追加発注となる。

イートインも好評で、次週の店舗に見込み発注をかけることになる。

バックヤード作戦も人手が足りず、私達も店頭への品出しを手伝う程になった。






/497ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ