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第10章 週末

ん〜、たっぷり寝た。

裕司との約束もないから、二度寝して好きなだけ寝た。

交代で互いの家で過ごす週末だったけど…

裕司の家の掃除は思いっきり出来てたけど、裕司がいる我が家の掃除はなかなか出来なかったから、
ゆっくりたっぷり掃除した。

まだ処分は出来ないけれど、裕司との想い出の品を、一つ一つ想い出を辿りながら段ボールに閉まっていく。

先のない未来に、裕司は『いい人を見つけろよ。』と道筋をつけてくれた。

想い出に浸ってしまう品々は目にしない方が良い。

１日たっぷりかけて、裕司との想い出を封印したのだった。