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きっかけは映画館
第10章 週末


【無事つきました。おやすみなさい。】

顔文字もスタンプもない麻里絵ちゃんからのラインが届く。

だいぶ返信遅かったけど、家遠いのかな?

素っ気ない返信だけど、嫌われて当たり前のスタート地点から、あの恥ずかしがりやの麻里絵ちゃんのことを考えれば、十分な手応えだ。

さらに色々、お店の感想でもつけて返信しようと思ったけど…
手厳しい麻里絵ちゃんに嫌われないように、
【おやすみなさい。】
だけで送る。

すぐに既読がついて返信は来ないけど、引き際が肝心だ。

シャワーを浴びて眠った。




はあぁ…麻里絵ちゃんの太もも…柔らけ〜

俺の手挟んで膝擦り合わせて…

これだけで感じちゃってるの?

細くて綺麗な指、小っちゃな手…

本当はスクリーンの中のように、麻里絵ちゃんの全てをさらけ出して、あっちもこっちも可愛がってあげたいんだけど…

今は、指だけで我慢してあげる。

麻里絵ちゃんの大事なところに顔を埋めたつもりで舌先で指の股を責める。

抵抗もするけど、ビクッとして、弛緩して…

麻里絵ちゃん…感じやすいんだね…



男優が『愛してる』と囁いたのに合わせて、
俺は、麻里絵ちゃんの手に
「可愛いね。」と囁いた。


そのうち、スクリーンの中の二人に俺達が成り代わって…


最後の濡れ場の通り、麻里絵ちゃんを壁に縫い付けて、片足を担いで、麻里絵ちゃんのナカに…

やべぇ…麻里絵ちゃんのナカ…凄くイイよ…

ヒジ…オ…ヒ…ジ…オ…

麻里絵…愛してる…麻里絵も…俺の名前…ちゃんと呼んで?


っああ…いいっ…ひ…じ…おぉ…


麻里絵ちゃ〜ん




急にギャグめいて…

目覚めた。



麻里絵ちゃんとエッチしてる夢…

十代か?ってほどに夢に反応している情けない愚息…

しかし、こうなったら…始末するしかない。

久方ぶりにヘッドボードの箱を引き寄せて、
情けない愚息を握りこむ。


麻里絵ちゃん…ごめんね…



いい歳して、麻里絵ちゃんをオカズにすることを一応お詫びして、扱き上げれば…

店での色んな表情の麻里絵ちゃんと柔らかい太ももの感触と感度のいい麻里絵ちゃんの手が都合よく合体して理想の麻里絵ちゃんが出来上がる。




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