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きっかけは映画館
第10章 週末
ぬるぬるとした体液をまぶして、麻里絵ちゃんに突き立てている気になって、放出まで一気に駆け抜けた。
はぁ…はぁ…
ガキか俺は…
手慣れた連動技で左手でティッシュを引き出し、それで受け止める。
麻里絵…麻里絵…
本当に呼びたい名前を声に出して…余韻をやり過ごした。
疲れが溜まったり、生命の危機を感じると男の生殖機能は上がる。
右手で愚息を支えたまま二度寝して、眠りが浅くなると、麻里絵ちゃんにごめんなさいと一礼して右手を動かす。
それを繰り返して1日…
はぁあ…俺、本当に死ぬんかな。それとも溜まり過ぎてるんかな…
やべぇ…イカ臭ぇ…
愚息の放った臭いにげんなりして夕方に起きて換気する。
明日は外に出よう…
冷蔵庫にある軽いツマミと缶ビールで空腹を誤魔化し、シャワーを浴びて…
また寝た。