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きっかけは映画館
第12章 商談


スイーツをと優希ちゃんが言葉にした時、彼の表情が陰る。

ヨーロッパ部署にはスイーツの専門者がいないのだと言われる。
各国の商社とのパイプはあるし、商品や傾向、具体的な企画が立てられていればお力になれますが…。

と、優希ちゃんがスイーツへの熱い思いを語っても、箸にも棒にもかからなかったのだ。

「すみませんでした。もう一度企画を練り直してお伺いします。」

せっかくのツテを何とか繋げて終えるのが精一杯だったのである。


××物産を出たのが19時、帰社報告は不要とされて、その場で解散となる。

「先輩…飲みに行きましょう?」

「優希ちゃん、彼が待ってるんじゃないの?」

「大丈夫です。大きな仕事を抱えてるって理解してくれてます。
女性の麻里絵先輩と組んだ初仕事だということも。

今日は上手くいってもそうでなくても、飲んで親好を深めてこいって…
このまま明日に引き摺らないよう、反省会したいです。」

「よし、じゃあ明日に響かない程度に飲みに行こっか。」

こうして私達は駅前の繁華街に飲みに繰り出したのだ。


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