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50センチの距離
第19章 アメリカンレモネードークリスマスカクテルー
「余計な事言うなよ、エリ」
帰り道、ハンドルを握って前を向いたまま、コウスケが呟く。
普段はおバカキャラだけど、コウスケの真面目な顔はスキ。
「余計な事って何が?ショウさんと野田さんのこと?」
コウスケは小さく頷いた。
「…だってあの2人絶対両片思いだよ。」
「エリの目から見てそうだったとしても、大人の恋愛に第三者が首を突っ込むのはどうかと思うよ。それはただのお節介。」
「…私は…ただ、ショウさんに幸せになって欲しいだけだよ…」
「エリに悪気がないのもわかってる。でも、悪気がなきゃ何やってもいいのかって話じゃん。…確かに、結構自分のことってわかってるようでわかってないこともあるから、それが真実の可能性もあるけどね。周りが先走って、上手くいくものが行かなくなる可能性だってあるわけだから。」
コウスケの正論に、私はしょんぼりと項垂れた。
「でも…」
「ショウは別に草食系でもないし、イクときはイクよ。ただ、二の足を踏むとしたら…」
帰り道、ハンドルを握って前を向いたまま、コウスケが呟く。
普段はおバカキャラだけど、コウスケの真面目な顔はスキ。
「余計な事って何が?ショウさんと野田さんのこと?」
コウスケは小さく頷いた。
「…だってあの2人絶対両片思いだよ。」
「エリの目から見てそうだったとしても、大人の恋愛に第三者が首を突っ込むのはどうかと思うよ。それはただのお節介。」
「…私は…ただ、ショウさんに幸せになって欲しいだけだよ…」
「エリに悪気がないのもわかってる。でも、悪気がなきゃ何やってもいいのかって話じゃん。…確かに、結構自分のことってわかってるようでわかってないこともあるから、それが真実の可能性もあるけどね。周りが先走って、上手くいくものが行かなくなる可能性だってあるわけだから。」
コウスケの正論に、私はしょんぼりと項垂れた。
「でも…」
「ショウは別に草食系でもないし、イクときはイクよ。ただ、二の足を踏むとしたら…」