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50センチの距離
第25章 缶ビール
野田さんが、服を脱いでる…

野田さん自身は布団にくるまってるから、身体は見えないんだけど…服が苦しかったのか。俺が部屋を空けてる30分程度の間に起きて、勝手に脱いでまた寝た、らしい…
ベッド横の床に、ブラウスと、スカート、ストッキングと、ブラジャーが散らばってた…
て、ことは。布団の中はパンイチ…かキャミソール的なモノだけ着てる、状態?

「…あんまり度が過ぎると襲うよ…?」

溜め息混じりに呟いた言葉は、出来もしない願望。
流石にココまでとは思わなかった…完璧にオトコとして見られてないってことだ。まだココが何処なのかハッキリわかってないだけかもしれないけど…

同じ布団に入るつもりは毛頭なかったけど、布団の中に好きな女のコが裸で居る状態で、朝まで同じ部屋で過ごすなんて、ただの拷問。俺は何度目かの溜め息をつき、冷蔵庫の中からスポーツドリンクを出し、サイドテーブルに置く。部屋の中も暖房入ってないから寒いし、そんなにぬるくはならないハズ。

『起きたら水分取って下さい』

と走り書きのメモを置き、上着を着て部屋を出る。
中から施錠したドアを開け、再度施錠して、店の裏手に停めてあるバイクに跨った。冬の凍てつく空気に晒されたバイクは冷え切ってて、氷の上に座ってるみたいだ。座ってるうちにじわじわと湿ってくる感じが気持ち悪い。
俺は白い息を吐きながら、近くのネカフェに走った。


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