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第27章 帰省土産ーローストビーフ+αー

新快速で京都まで行き、乗り換え案内を見るとかなり時間があったから駅ビル内をウロウロする。

お袋が好きな阿闍梨餅と、久々に見たら食いたくなった、大安の漬物を買う。すぐきと柚子大根。こういう贈答用の漬物ってスーパーで買うのの倍くらいすんだけど、やっぱ老舗の専門店のだけあって美味い。飯食った後のシメにコレでお茶漬けとかすると、あぁ、実家に帰ってきたなぁ、って思う。あ、勿論別に実家ではいつも専門店の漬物食ってたってワケじゃあない。なんかそういう贈答用の漬物とか、佃煮とかって中元歳暮お土産等々、実家に集まる、って話。独り暮らしの男の家に土産として漬物下げてくるやつはまぁいない。で、自分でも買わんから、自分ちの食卓にはない、けど、実家に帰るとある、って感じ。

土産の袋をぶら下げて、ついでにスタバでコーヒーも買って飲みながらホームに並ぶ。

そこそこ人はいたけど、フツーに座れた。