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50センチの距離
第4章 カシスオレンジ
「彰♪ 来ちゃった♪ 」
親しげに呼びかけ、当然のように高塚さんの目の前に座る女性を見て、自然に、あぁ、彼女だ、と思った。
高塚さんは少し驚いたように目を開いたけど、何も言わず、いらっしゃいませ、と応対する。
さすがオトナ。
彼女が来たからって、照れたり慌てたりもしないんだ。
長い髪は真っ黒でサラサラのストレート。かきあげると、大振りなゴールドのピアスが覗く。
その手首にも指にも、ゴージャスなアクセサリーが嵌っていて。
シックなアートを施したボルドーの爪。
初夏には不釣り合いにも思える濃いめの色合いが、不思議なほどスタイルにマッチしてる。
背中が大きく開いたセクシーなカットソーを着ていて。
そんな服を着ていても、ブラがチラ見えしたりしない。
それは、それ用の下着も持ってるくらい、そういう洋服を着慣れてる、ってことだ。
オトナのオンナ、っていう項目で辞書に載ってるんじゃないかってくらい、オトナの雰囲気。
高塚さんのタイプって、こんなヒトなんだな…
親しげに呼びかけ、当然のように高塚さんの目の前に座る女性を見て、自然に、あぁ、彼女だ、と思った。
高塚さんは少し驚いたように目を開いたけど、何も言わず、いらっしゃいませ、と応対する。
さすがオトナ。
彼女が来たからって、照れたり慌てたりもしないんだ。
長い髪は真っ黒でサラサラのストレート。かきあげると、大振りなゴールドのピアスが覗く。
その手首にも指にも、ゴージャスなアクセサリーが嵌っていて。
シックなアートを施したボルドーの爪。
初夏には不釣り合いにも思える濃いめの色合いが、不思議なほどスタイルにマッチしてる。
背中が大きく開いたセクシーなカットソーを着ていて。
そんな服を着ていても、ブラがチラ見えしたりしない。
それは、それ用の下着も持ってるくらい、そういう洋服を着慣れてる、ってことだ。
オトナのオンナ、っていう項目で辞書に載ってるんじゃないかってくらい、オトナの雰囲気。
高塚さんのタイプって、こんなヒトなんだな…