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50センチの距離
第29章 年越し蕎麦 ーコウスケとの関係ー
「俺は1回したからもういいだろ。彰に言えよ」
「2人とも1人になったら寂しいでしょ?」
「俺は、やっぱ他人と共同生活が営める男じゃないんだよ。みんな家族だからまぁいいか、で済ませられることもさ、夫婦の間になると難しいの!」
まぁ、分からんではない…
「彰兄は彼女いるじゃん」
蕎麦を啜りながら隆が呟いた。
「そうなの⁉︎ だったら連れてらっしゃいよ!」
俺にいきなり向き直ったオカンの剣幕に圧倒される。
「え?いや…」
「そりゃ彼女くらい居てもおかしくないだろうけどさ、正月に連れて帰ってくるとかはまた別の話じゃない?」
兄貴のフォローをよそに、隆が出した携帯の画面には…
「…なんっ…⁉︎」
フランカに送るクリスマスカードの為にコウスケ達と野田さんと撮ったあの写真が…なんでお前が持ってる⁉︎
「2人とも1人になったら寂しいでしょ?」
「俺は、やっぱ他人と共同生活が営める男じゃないんだよ。みんな家族だからまぁいいか、で済ませられることもさ、夫婦の間になると難しいの!」
まぁ、分からんではない…
「彰兄は彼女いるじゃん」
蕎麦を啜りながら隆が呟いた。
「そうなの⁉︎ だったら連れてらっしゃいよ!」
俺にいきなり向き直ったオカンの剣幕に圧倒される。
「え?いや…」
「そりゃ彼女くらい居てもおかしくないだろうけどさ、正月に連れて帰ってくるとかはまた別の話じゃない?」
兄貴のフォローをよそに、隆が出した携帯の画面には…
「…なんっ…⁉︎」
フランカに送るクリスマスカードの為にコウスケ達と野田さんと撮ったあの写真が…なんでお前が持ってる⁉︎