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50センチの距離
第6章 キーマカレー
それから、ちょいちょい2人でランチを食いにきてくれたけど。
俺はカップルの話に聞き耳を立てるのもどうかと思って、なるべく聞かないように努めた。
野田さんとは接点がなかったんだ、と諦め、2人の仲を応援しようと心に決める。
そうだ。それで野田さんが幸せになるんなら、それに越したことはない。
彼女を笑顔にできるのは、俺じゃなくて、あの、爽やかイケメン君なんだ。
大人になる、ってことは、身の丈を知って、色々諦めるってことなんだ。
そう、思った。
本当に諦めようと思ってたんだ。
それからしばらくしたある日、野田さんの彼氏の爽やかイケメンが、夜、別の女を連れて来るまでは………
俺はカップルの話に聞き耳を立てるのもどうかと思って、なるべく聞かないように努めた。
野田さんとは接点がなかったんだ、と諦め、2人の仲を応援しようと心に決める。
そうだ。それで野田さんが幸せになるんなら、それに越したことはない。
彼女を笑顔にできるのは、俺じゃなくて、あの、爽やかイケメン君なんだ。
大人になる、ってことは、身の丈を知って、色々諦めるってことなんだ。
そう、思った。
本当に諦めようと思ってたんだ。
それからしばらくしたある日、野田さんの彼氏の爽やかイケメンが、夜、別の女を連れて来るまでは………