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50センチの距離
第40章 birthday cake
「まぁ、キレイだけど…」
「それだけじゃないのよ!ショウさんも食べられるように、コッチの金粉ない方は甘さ控えてあるから。シロップの代わりにブランデーガッツリ効かせて、ビターチョコ挟んである。コーティングもハイカカオチョコだからあんまり甘くないし。金粉の方はシロップ打ちで、オレンジピール入りミルクチョコなのよ?こんな面倒くさい仕上げ、フツーのケーキ屋じゃしてくれないんだからね!これでも高いって言う⁉︎」
鼻息荒くドヤ顔で睨まれる。
「…凝ってるのはわかったけど…俺の分は良かったのに…」
「…何言ってんの!初めて一緒に過ごす誕生日なんでしょ⁉︎ いつでも買えるようなケーキ食べさせてどうすんの!いい?オンナはね、一緒に祝って欲しいの。ケーキ買っといたから食べなって子供にオヤツあげるんじゃないんだからね!」
「……」
あまりの剣幕に、おぉ、と怯む。
確かにコーヒー淹れて、どうぞって1人で食べさせるより、ひとつのケーキをカットして一緒に食べる方が、一緒に祝ってる感はあるか…
「それだけじゃないのよ!ショウさんも食べられるように、コッチの金粉ない方は甘さ控えてあるから。シロップの代わりにブランデーガッツリ効かせて、ビターチョコ挟んである。コーティングもハイカカオチョコだからあんまり甘くないし。金粉の方はシロップ打ちで、オレンジピール入りミルクチョコなのよ?こんな面倒くさい仕上げ、フツーのケーキ屋じゃしてくれないんだからね!これでも高いって言う⁉︎」
鼻息荒くドヤ顔で睨まれる。
「…凝ってるのはわかったけど…俺の分は良かったのに…」
「…何言ってんの!初めて一緒に過ごす誕生日なんでしょ⁉︎ いつでも買えるようなケーキ食べさせてどうすんの!いい?オンナはね、一緒に祝って欲しいの。ケーキ買っといたから食べなって子供にオヤツあげるんじゃないんだからね!」
「……」
あまりの剣幕に、おぉ、と怯む。
確かにコーヒー淹れて、どうぞって1人で食べさせるより、ひとつのケーキをカットして一緒に食べる方が、一緒に祝ってる感はあるか…