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50センチの距離
第7章 ホットストレートティー
すぐにキーマカレーが出てきた。

「どうぞ」

2人同時にスプーンを取り、食べ始める。

「美味ッ」

「ね⁉︎ 高塚さんの料理は何食べてもハズレがないんです!…あ、でも、後から辛さがくる…」

「あ、ホントだ!」

口を手でパタパタ扇ぎ、水を飲もうとしたら、

「ちょっと待って!辛い時は水飲んじゃダメ。熱いの飲んだ方が辛さが治まるから。」

とホットストレートティーを出してくれた。

「少しずつ啜るくらいでいいから、一口飲んでみて。」

「え? あ、はい…」

湯気の立つカップに恐る恐る口をつけ、少し啜る。

「…あ、ホント。辛いの治ったかも…」

流石高塚さん!ケアの細かさがハンパない。
その対応には村上さんも驚いてる。

2人で美味しくキーマカレーを頂いてる時、村上さんが、目の前にあったショップカードを1枚抜き取る。

「へぇ…夜はバーなんだ…」

「えぇ。バーも雰囲気良くておススメですよ!」

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