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50センチの距離
第44章 ☆番外編☆ブランチバーガー
ざっとシャワー浴びたら、化粧水から下地までベースメイクをパパッと済ませ、キッチンに行った。
遅出と休みの日だけは、私が朝食を作ることにしてる。

コウスケは結構小器用で。
普段のゴハンも外食とか出来合いのモノばっかり、ではない。
料理もしちゃう。

腕前に関しては…まぁ身近に彰さん、というプロの料理人がいるから…そこと比べるのはやっぱ可哀想よね。

でも何でも炒めるだけ!とかの、所謂オトコメシ、て感じでもない。
ちゃんとゴハン炊いて、おかずと味噌汁、とか作ってくれてる。
副菜とかの細かいトコまではしないけど、そんなの私だってしない。
普段は私の方が帰るの遅いから、大体はコウスケがご飯作って先に食べて、私の分置いといてくれる感じ。
昨日の献立は、ハンバーグとコーンスープ。
もちろんハンバーグも手作り。

ちょっと固かったりするけど、こそはご愛嬌。
きっと火が通ってないのコワイ、て、しっかり焼くからだ。
彰さんのお店で食べるハンバーグは、スッと箸が通るけど、もちろんちゃんと中まで火が通ってて、割ると肉汁が溢れるタイプ。
スキレットで両面しっかり焼き目をつけたら後はオーブンで火を通すって言ってた。でも、一般の家庭でそこまで求めるのは、高望みだってわかってる。
私が仮におんなじ事彼氏に求められたら、多分キレる。
知るか!だったら一生外食しとけ!って。
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