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50センチの距離
第48章 紫蘇ジェノベーゼ
「こういう激し目のプレイ、気になる?」

「………気持ちイイのが…いい…」

「思いっきり気持ちヨくしてやる」

耳にカプッと食いつき、耳下腺から肩のラインまで舌を這わせると、ビクッとチカの身体が震える。

「もぅ…結局エッチじゃん…」

「仕方ない…だってチカが可愛いんだもん。」

オトコのスケベ心を責任転嫁しながら、服を脱がせ、ベッドに組み敷く。

「嫌じゃあない、んだよな?」

「……」

チカの身体の素直な反応に、さっきの、嫌じゃないのがイヤだ、て言葉は、毎回SEXに流れ込むコトを、嫌じゃないと思ってしまう自分を認めたくない、てことだったんだな、と納得して、コトを進める。
チカのイイところは判ってる。甘い声を聞いて、俺も興奮する。
口の中を舐めとると、微かに紫蘇の爽やかな味がした。

ゆっくりとチカの身体を味わいながら、重ねた身体が綺麗だな、とか。
愛おしさというか…何とも言えない甘い感情に身を委ねる。
…昔、涼子と付き合ってた頃は、欲、うん、まさに肉欲って感じだったな。
…歳かな…
いや。2人の関係性だと思いたい…
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