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50センチの距離
第10章 モスコミュール
「…じゃあ、このまた行こうね、ってのはその、友達の家?」
「…ん〜、ゲームのイベントステージ、かな?」
「…ゲーム…」
ポツリと呟いた里見の顔は、呆れた、以外の何者でもなかった。
「…なんなのよ、 もぉ〜‼︎!」
髪をくしゃくしゃ掻きむしった里見に、俺はグラスのカクテルを突き出す。
「ショウさん…」
「言ったろ。コウスケは浮気なんかしないって。でもバカだろ。」
「…ホントバカだねぇ…」
「何だよ2人してバカバカ言うなよ!」
「でもバカだろ。」「でもバカでしょ?」
俺と里見のセリフがハモッた。
「モスコミュールのカクテル言葉は、喧嘩したらその日のうちに仲直りする、だ。それ飲んでとっとと帰れ!」
「…ショウさん…」
「ショウ…何で俺にはないの?」
「お前車だろうが!酒なんか出せるか!水飲んどけ…ってかな、もう閉店時間とっくに過ぎてんだよ!俺は明日も朝から仕事なんだ!さっさと帰れこのバカップルどもが!」
カウンターをダン!と拳で叩いた俺を見て、2人はショウが怒った〜とケタケタ笑う。もうホントに帰れ…と俺は溜息をついた。
「…ん〜、ゲームのイベントステージ、かな?」
「…ゲーム…」
ポツリと呟いた里見の顔は、呆れた、以外の何者でもなかった。
「…なんなのよ、 もぉ〜‼︎!」
髪をくしゃくしゃ掻きむしった里見に、俺はグラスのカクテルを突き出す。
「ショウさん…」
「言ったろ。コウスケは浮気なんかしないって。でもバカだろ。」
「…ホントバカだねぇ…」
「何だよ2人してバカバカ言うなよ!」
「でもバカだろ。」「でもバカでしょ?」
俺と里見のセリフがハモッた。
「モスコミュールのカクテル言葉は、喧嘩したらその日のうちに仲直りする、だ。それ飲んでとっとと帰れ!」
「…ショウさん…」
「ショウ…何で俺にはないの?」
「お前車だろうが!酒なんか出せるか!水飲んどけ…ってかな、もう閉店時間とっくに過ぎてんだよ!俺は明日も朝から仕事なんだ!さっさと帰れこのバカップルどもが!」
カウンターをダン!と拳で叩いた俺を見て、2人はショウが怒った〜とケタケタ笑う。もうホントに帰れ…と俺は溜息をついた。