この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第10章 モスコミュール
「…じゃあ、このまた行こうね、ってのはその、友達の家?」

「…ん〜、ゲームのイベントステージ、かな?」

「…ゲーム…」

ポツリと呟いた里見の顔は、呆れた、以外の何者でもなかった。

「…なんなのよ、 もぉ〜‼︎!」

髪をくしゃくしゃ掻きむしった里見に、俺はグラスのカクテルを突き出す。

「ショウさん…」

「言ったろ。コウスケは浮気なんかしないって。でもバカだろ。」

「…ホントバカだねぇ…」

「何だよ2人してバカバカ言うなよ!」

「でもバカだろ。」「でもバカでしょ?」

俺と里見のセリフがハモッた。

「モスコミュールのカクテル言葉は、喧嘩したらその日のうちに仲直りする、だ。それ飲んでとっとと帰れ!」

「…ショウさん…」

「ショウ…何で俺にはないの?」

「お前車だろうが!酒なんか出せるか!水飲んどけ…ってかな、もう閉店時間とっくに過ぎてんだよ!俺は明日も朝から仕事なんだ!さっさと帰れこのバカップルどもが!」

カウンターをダン!と拳で叩いた俺を見て、2人はショウが怒った〜とケタケタ笑う。もうホントに帰れ…と俺は溜息をついた。


/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ