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50センチの距離
第14章 ショコラ オランジュ
そこに不満はない…
ハズなんだけど。
私、本当はアクション映画とか、コメディとかが好き…
ドキドキしたりハラハラしたりゲラゲラ笑いたい。

ゴハンもお洒落なレストランやカフェも、たまにはいいけど、毎回は疲れるし、そもそも大きなプレートにちょこちょこ盛られた料理は食べた気がしないっていうか…
ナントカ風とか、なんちゃらスタイルみたいなこと言われてもよくわかんないし…

もっとガッツリ食べたい。
食べながら美味しぃ〜‼︎って喋りたい、んだけど、藤本くんは始終スマートで。食べながら喋るのは行儀が悪い、といい顔をしない。
そう、なんだけど。
高塚さんのお店にも行くけど、行っても高塚さんとの会話は楽しめなくて。藤本くんと一緒だから話し相手は藤本くんだ。
彼氏をほったらかしてマスターと喋るわけにもいかないし…
大口開けて頬張ると、藤本くんの目の下が引き攣る。
美味しぃ〜!ってスプーンを振っちゃうと、藤本くんの口の端が引き攣る。
きっと、そういうリアクションが嫌なんだろう。やめてくれとは言われないけど、藤本くんはきっと、スマートで、上品な女のコが好きなんだろう。
藤本くんは私のどこがいいんだろ…と、溜息をついた。
藤本くんに気を遣いながら食べる高塚さんの料理は、前ほど美味しく感じられない…
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