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SMを詰め込んだ短編集
第10章 アリスのその後 /SM

「ほしくない?」

汗でぴったり張り付く前髪をやさしく梳いて、キスをくれる。へんな味だった。

「これで奥まで突いたら、気持ちいいもんね?」
「れ、そこ、こすらないで…」
「そうだね。僕も脱がなきゃね」

脈絡ない会話。あたしの言葉を無視して下着ごと脱ぎ去った。
蓮のそれは、とても立派だと思う。
最も、あたしはこういうこと蓮としかしたことがないから、比べる対象がないのだけど。

棍棒みたいっていつも思う。硬くて、反ってて、熱くて、太くて長くて…


あたしの目をまっすぐに見ながら、蓮の右手がそこにかかる。
根元からぎゅっとにぎって緩く扱くと、透明な液体が先端にたまる。
ごくりと喉を鳴らした。
あの味を、知っている。

「あは。可愛い鈴の声聞いてたら僕のこんなになっちゃった」

頬を上気させ、はあはあと荒い息をしながらそこを扱く蓮が、見てはいけないと思うほどセクシーだった。じんじんと痺れるあたしのそこが、とろとろと熱い愛液で洪水になる。

「このまま出しちゃおうかな」
「あ…」
「鈴はそこで見ててね。鈴も疲れちゃったでしょ。僕一回出したらおしまいにするからね」
「や…蓮、」
「ああっ…鈴のにおいだけでイきそうだったんだよ、実は」
「蓮の、それ、ほしい…」

ちゅこちゅこと音を立てて扱かれているあの棍棒が、どうしても欲しかった。
まるで熱に浮かされたように自然と言葉が出てきてしまった。
肉食獣の口角が上がる。

「あははは。鈴…とってもいい子。躾けた甲斐があったよ。素直でいい子の鈴は、物覚えもとってもいいよね」

こっちへおいで。
だっこしてくれて、蓮の足の間に跨る。

「自分でできるね?」
「うん…」

あたしには太すぎるこれを、自分のペースで入れる。
恥ずかしいけど、でもこれが一番痛くない。

慣れるまですごく大変だったけど、今や一回入れてしまえばすぐに馴染むようになった。

「んっ…んん…」
「鈴、ゆっくりでいいよ。焦らないの」
「はああっ…れん…!」
「うん。気持ちいいよ。鈴のなか、すっごく熱いね」

髪を撫で、キスをくれて、頬を包んでくれる。熱っぽく見つめられると、世界にはもう蓮とあたししかいないような錯覚に陥った。
腰を支えてくれる大きな手が大好き。
ちょっと力が入りすぎて進まなくなると、背中を摩って落ち着かせてくれる優しい蓮が大好き。

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