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SMを詰め込んだ短編集
第10章 アリスのその後 /SM
「やああああ!!!蓮っ!蓮!もうっやああっ!おかしくなっちゃっ!おかしくなっちゃうよぉぉ!!!」
じゅぶりじゅぶりとすごい音を立てて蓮があたしの限界まで勃起したクリトリスを吸い上げて扱く。もう何度絶頂したのかわからない。イってるのにイき、痺れた手はまるでいう事を聞かず、そこを開いたままで固まってしまった。
舌で弾かれて腰が浮く。
歯で噛まれて頭に電流を流されたようだ。
引きちぎれそうなほど吸い上げられて仰け反って、イヤリングが踊った。
「もおおっもおいいのっ!もうやめてぇぇぇ!!!!」
獣みたいな叫び声をあげて、漸く蓮の顔がそこから離れた。
「はあ…おいしかった」
呟く蓮の声が遠くに聞こえたような気がする。あたしはただ必死に酸素を取り込んで、びくびくと痙攣が止まらない体が怖くなった。
「ふふ…大丈夫?何回イきたいのか聞きそびれちゃったから。やめてって“お願い”されるまで続けちゃったけど、良かったよね?」
悪びれもせずそんなことを言う蓮は、置いてあったタオルで口をぬぐった。きっとびしょびしょに違いなかった。
「満足した?」
固まってしまったあたしの手をゆっくりと外し、痺れた手首にキスを落とす。
イきすぎたほどだったのに。
あたしの体の奥は、きゅんきゅんと疼いている。
クリイキだけじゃ、足りない。
でも、そんなこと恥ずかしすぎて絶対言えない。
あたしに被さって笑う蓮は、かたいそれを太ももに擦り付けた。
わざとだ。
意識をそこに集中させるためにやっている。
だけど。
きれいな目にまっすぐ見つめられると、まるで魔法にでもかかってしまったかのように蓮には逆らえない。