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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
「お喋りはここまでです。まず、8回クリトリスを打ちます。その後、4秒間クリトリスを舐めますよ。よろしいですね」
「蓮!!お願い…もう我儘言わないからぁっ…!」
「それは何度も聞きました。お嬢様はいつも口先だけだ。ほら、数えろよ!」
「っ〜〜!!!!」

声にならない悲鳴。
パシン、と乾いた音。
跳ねる体。
間髪入れずにクリトリス目掛けて乗馬鞭を振り下ろす。

パシン、パシン、パシン、パシン、パシン、パシン、パシン…

ジュルル…ちゅぷ、ちゅる…

「ああぁぁっ!れんっ!やめてぇぇっ!!舐めちゃやだぁっ!」
「ぷはっ…何言ってんだよ、クリトリス大喜びしてんじゃねか。ほら叩くぞ!」
「いああっ!いたいっ!蓮っ!痛いよぉぉ!!」
「嘘つけよ!!ほらさっさと数えろ!」

パシン
パシン
パシン
パシン
パシン
パシン
パシン
パシン


ジュプッ…じゅる…ぴちゃ…


「れんんんっダメぇっ!やっ、ら!やめぇ…」
「ははっ。すっげ…ほら、大好きな鞭だ」

俺の言葉が乱暴になっていく度、鈴の目が蕩けていく。
両手で必死にシーツを握りしめ、きれいな涙がボロボロとシーツに吸い込まれて行った。

いやいやしながらも、そうやって俺からの激しい愛を受け入れる鈴のことを、狂おしいほど愛している。
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