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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
「誰が感じていいと言ったのですか!」
「っっきゃぁぁぁ!!」

パシンッ…

クリトリスに直接当てた乗馬鞭に、いっそ笑えるほどお嬢様の体が跳ねる。
びくんびくんと余韻を残して跳ねる腰を押さえつけ、先程の擬似火炙り刑に耐えた可愛らしいクリトリスを思い切り吸い上げて差し上げた。

「ぃあああっ!ああんッ!ああっ!!」

必死に足を動かすが、擬似火炙り刑ですっかり体力を消耗したお嬢様は、さすがに全身を持ち上げる程の力は残っていない。吊り上げた箇所は両足だけだというのに、満足に逃げることもできないようだった。
クリップによって皮の中へ閉じこもることが出来ないクリトリスは、可哀想に俺に吸い上げられてひたすらに快楽を享受することしかできない。
じゅぶりと音を立てて口を離すと、勃起したクリトリスは更に首を伸ばし、先端を尖らせて震えていた。

「なんと恥ずかしいクリトリスでしょうね。この際常に露出させて、変態クリトリスお嬢様になるのはいかがです?」
「も…やめてえ…」
「クリトリスクリップを購入しましょう。根元を締め付けて、常に勃起クリトリスを露出させておくのです。変態お嬢様にさぞお似合いでしょうね」
「やだ蓮、許して…」
「ああそうだ。今度、夜会がありますね。その時にクリトリスクリップを付けたまま、踊ってみせてくださいませ」

幼さが残るお嬢様が顔を真っ赤にさせて妖艶な雰囲気を纏い、将来夫となる可能性がある男と踊る姿は、さぞ可愛らしいことだろう。
俺が調教したお嬢様が、俺が付けたクリトリスクリップに感じまくり、愛液をダラダラと溢れさせながら踊るワルツ。その男は俺がお嬢様を調教しているとも知らず、自分に酔っていると勘違いすることだろう。
なんと滑稽で、素晴らしい光景。
…ああ、考えるだけでそこがガチガチになってしまう。
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