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SMを詰め込んだ短編集
第5章 ようこそ奴隷パーティへ!/SM・奴隷
真っ白い一通の手紙が届いた。差出人は不明。宛名だけ書かれたこの手紙はもしや危険なものかもと思った。けれどご主人様宛の手紙を勝手に捨てる訳にも行かず、広すぎるお屋敷の最上階まで足を運ぶ。一呼吸おいてからご主人様のお部屋の扉をノックした。

「鈴です、蓮様。お手紙がとどいているのですが…」
「入っていいよ」

扉の向こうから穏やかなテノールが聞こえ、失礼が微塵もないよう丁寧にドアノブを回した。
執務机でお仕事をされていたご主人様が私に向かってにこりと微笑む。それだけで頬が紅潮してしまいそうで、喉を馴して自分を制した。

「お仕事中失礼致しました。こちらですが、差出人が…」
「…ああ、うん。大丈夫だよ。このシーリングスタンプを使う差出人はひとりしか心当たりがないから。それより鈴、もう少しこっちへ」

穏やかに笑うご主人様。まだお若くいらっしゃって、この端整なお顔立ち、柔らかい物腰と穏やかな性格、それに加えて恐ろしいほど高い地位と権力をお持ちでいらっしゃる。広すぎるお屋敷にメイドは私の他に何十人といるが、蓮様専属のメイドは私ただ1人だけ。身の回りお世話から執務室やプライベートルームのお掃除、それに蓮様直属の執事に頼まれてお仕事の手配のお手伝いを行っている。それから…

「んっ…ちゅ、あっふ…」
「もっと舌を出して」
「ふ、んんっ…」

このようなお相手まで。
最初はただのお戯れかと思っていた。それが私の思い込みだったと知ったのはもう随分前のこと。心底愛してるよと囁いてくれたあの満月の夜、私は嬉しさのあまり泣きながら蓮様と愛を交わした。このお屋敷に勤めてすぐの頃から蓮様のことが好きだった。

「あっ…んむ…れん、さま、お仕事が…」
「丁度休憩しようと思っていたところなんだ。それとも鈴は僕に休憩するなと?」
「ち、違いますっんんっ…決してそのようなっ!あっいけません…!」

フリフリで真っ白のエプロンの下。ロングドレスのメイド服は、実は私のものだけセパレートになっている。エプロンを外されると前開きのボタンを外され、肌に蓮様の柔らかい舌が這う。
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