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SMを詰め込んだ短編集
第5章 ようこそ奴隷パーティへ!/SM・奴隷
体の痛みで目が覚める。柔らかいベッドと暖かい羽毛掛け。
回らない頭を一生懸命働かせて状況を確認する。これは…蓮様ベッド。ああそうか私あのあと完全に意識を失ってしまったんだ。きっと蓮様がお屋敷まで運んでくださったのね。またしてもお手間をお掛けしてしまったんだわ。
「おはよう」
さらりと髪を撫でられて目を向ける。
私が眠るベッドで本を読んでいた蓮様が至極穏やかな笑みを湛えて髪を撫でてくださっていた。
「あ…れん、さま…」
叫びすぎたのか思う様に呂律が回らない。
それでも蓮様はそれを咎めることなく笑った。
「大丈夫?」
「はい…あの…」
「うん。反省はした?」
「十分に…」
「鈴をここまで運んだことは気に止むことはないよ。だけど、
恐ろしい機械を思い出して身震いする。電撃を受けた部分がびりびりと痛んだ。
「鈴がもしまた誰のものか分からなくなったら…」
ベッドに座る蓮様の奥に、あの椅子が見える。
「あの椅子に座らせて分からせてあげるからね」
…蓮様は、どうしたらお怒りになるのかしら。
どくりと熱いものが足の間を伝った。
回らない頭を一生懸命働かせて状況を確認する。これは…蓮様ベッド。ああそうか私あのあと完全に意識を失ってしまったんだ。きっと蓮様がお屋敷まで運んでくださったのね。またしてもお手間をお掛けしてしまったんだわ。
「おはよう」
さらりと髪を撫でられて目を向ける。
私が眠るベッドで本を読んでいた蓮様が至極穏やかな笑みを湛えて髪を撫でてくださっていた。
「あ…れん、さま…」
叫びすぎたのか思う様に呂律が回らない。
それでも蓮様はそれを咎めることなく笑った。
「大丈夫?」
「はい…あの…」
「うん。反省はした?」
「十分に…」
「鈴をここまで運んだことは気に止むことはないよ。だけど、
恐ろしい機械を思い出して身震いする。電撃を受けた部分がびりびりと痛んだ。
「鈴がもしまた誰のものか分からなくなったら…」
ベッドに座る蓮様の奥に、あの椅子が見える。
「あの椅子に座らせて分からせてあげるからね」
…蓮様は、どうしたらお怒りになるのかしら。
どくりと熱いものが足の間を伝った。