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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

「いいや、取ってないな。塑羅緒くんとは夏祭りで会って話したきりだな」
「そうなんですか……」
「決して仲が悪くなったわけではないから安心してくれ。また一緒に温泉に行けるといいなと話もしていた」
郁哉さんじゃないなら一体誰なんだろう。
他にソラ先輩の仲の良い友達としたら思い浮かぶ人が二人いるけど連絡を取っていることは隠さないはず。
そうなると本当に仕事の人なのかな……。
内容を見られたくなくて仕事関連の人と言えば……
――――同じ職場の女。
彼女がいることを職場の人に隠していないようだからそれないだろうとは思うけど……。
スラリとしている体型に整った顔立ちで爽やかスマイル。そして物腰も穏やか。
これに惹かれない女がいないとは言い切れない。

