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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

眠くなってきたけど、ソラ先輩が理人さんに会う理由が何なのか知るまでは眠れない……。
「風子さんが眠くなってきたところですし、そろそろ二次会にでも行きますか?」
「そうですね。お願いします」
二次会……?また飲み直すのかな。
ソラ先輩は飲まないのに……?
疑問に思いながらおぼつかない足取りで着いて行くと、向かった場所は飲み屋ではなくカラオケ店だった。
個室に通されてから理人さんはソラ先輩にマイクを渡す。
「僕は歌わないので歌ってください」
「いえいえ、俺も歌わないので」
遠慮し合った結果、私にマイクが回ってくる。
「ええ!?私が歌うんですか!?」

