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愛おしいキミに極甘な林檎を
第35章 ひとりの時間に……


独り言を言ってしまうほど退屈だ。

祖父の家にもう一泊してくれば良かったかな……。



ベッドに横になって布団を両手で持ち、微かに残るソラ先輩の匂いをくんくんと嗅いでしまう。


いい匂い……。


恋しくて自分が変態と化している気がする。


いや、元々変態に属してるか……。


理人さんに言われたとおり私は欲求不満なのかな……。



しかも祖父の家から帰る時に、SEX特集が袋とじで付いている女性向け雑誌まで買ってしまった。


レジに持っていく時は恥ずかしかったけど、買ってしまえばこっちのもの。


今は部屋にひとりだから誰にも見られる心配がない。


ドキドキしながら袋とじを開けてSEX特集を見てみると、裸で抱き合っている男女の写真が載っていて意外と大胆だった。


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