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愛おしいキミに極甘な林檎を
第35章 ひとりの時間に……

不安げに聞いてみるとスマホの画面に映っているソラ先輩の表情は明るいままで変わらなかった。
『明後日に帰るよ。迎えに来てくれるんだっけ?』
良かった。帰国するのが延びたりすることはないんだ……。
「はい、迎えに行きます!空港で待ってますから」
海外には行ったことがなくてどんな場所なのか想像できないから、帰ってくるまで心配なのは変わらない。
だけどもうすぐ会えると思うと嬉しくなってきて、私はベッドから体を起こした。
『ありがとう。……ところで風子の右の太股が見たいな。もっとそっちにカメラ向けてくれない?』
どうして右の太股?
疑問に思いながらもベッドから起き上がってスマホのカメラを言われた通りに向けてみる。

