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愛おしいキミに極甘な林檎を
第36章 You belong to me

寧ろこれは同棲していると言っていいのかな。
色んなことがあったからよく考えていなかった。
でもソラ先輩は元々私と一緒に住むつもりここに引っ越したみたいだし……。
これからも祖父の家に戻るつもりはないんだからきっとそうだ。
大学生の時から通い詰めていたけど、いつか一緒に暮らしてみたいとは思っていたから願いが叶ったことになる。
取り込んだ洗濯物をたたみならがら私の表情は緩んでいた。
数時間ほど経った後、ソラ先輩が起きてきた。
寝起きでまだ重たい瞼をしているのに私を抱き寄せて求めてくる。
キスや愛撫で濡らされてからベッドに連れていかれると私を逃がさないように押し倒して両腕を掴んでくる。
「さあ、ビデオ通話をしていた日にここで何をしていたのか教えてよ」
「っ……、言わないとダメですか?」

