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愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛

「うん。……待ってる」
「本当に仕事をしてくるだけなので……」
「分かってるよ」
その割にはあまりいい顔をしていなくてできた沈黙の間が重い……。
ご飯を掴んだ箸を運んで口にした時、明るい話題を思い出した。
「あ、そう言えば出張の振替休日が取れることが分かったんです!」
「へえ、それは良かったね」
「でも平日ですからソラ先輩は仕事でしょうし、他に予定もないのでいつにしようか迷っていて」
「……そうか。だったら提案があるんだけど……————」
話を聞いてすんなりとその提案にのった私は振替休日を取る日を決めた。
いつもと変わった休日を過ごすことになりそうだ。

