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愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛

「いや、疲れてるのはお互い様だよ。一緒に生活しているんだから助け合わないとね」
付き合う前は尽くす方だったからソラ先輩の気遣いと優しさに目が潤む。
胸に飛び込んで背中に手を回して感謝の気持ちを伝えるとその後にキスをされた。
帰ってきてからするキスは仕事の疲れを癒してくれた。
着替えてから温かい食事が置いてあるテーブルの椅子に座って晩御飯を食べる。
ぎこちなく丸められているハンバーグはとても美味しい。
好きな人が作ってくれる料理はどうしてこんなにも美味しいんだろう。
「ところで出張は土曜日なんだよね?」
心配そうな声で聞かれて進んでいた箸を止める。
そしてなるべく不安にさせないように私は笑顔を作った。
「はい。朝早くから行くのでソラ先輩は気にせず寝ていてくださいね。終わったら連絡しますから」

